図書館で借りたベル・エポック、かなりの当たりだった。一つ一つが短編で、綺麗ちゃんってメイン主人公とちょこっとづつ繋がりつつ色々展開してく。

特に4巻の、泥棒に指輪盗まれた綺麗ちゃんと音無くんのやりとりが超いい。


「音無くんから初めてもらった大事な大事な指輪なのに」
『またあげるよ』
「…だめ。かけがえないわ、2人の記念の指輪だもん……」
『なにいってんの、あんなものただのヌケガラじゃないか』
『指輪を贈るほど俺が綺麗を好きで、指輪を受けとるほど綺麗も俺が好き。それが分かればいいだけの小道具だろ、分かったんだからもういいさ。結納のスルメやコンブとおんなじよ』
『さ、フロ入ってねよねよ』
「……そーゆーもん?男の人って」
『他は知らない、俺はそう』
『綺麗さえいてくれたらそれでいいんだ』



この漫画は昔のだから、携帯もポケベルもなくて、そこも新鮮。深津ちゃんとかでドラマ化したらよさそうな。